オープニングタイトル | ![]() |
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いよいよ満濃キャンプの映像に取り掛かります。 撮影した時間は全部で約2時間。ちょうどDVテープ2本分ですがテープの途中から撮り始めましたので結局3本になりました。これが後のダビング時に大きな障害になるとはこの時わかる訳ありません。そのお話はダビングのページでしましょう。 素材を取り込む(トリミングする)にもまずは撮った映像の出来を確認する作業が必要です。手のひらサイズのビデオカメラにも、ちゃんと液晶画面がありますのでおおよそは確認出来ますが、実際に画像を見るのはテレビで見るのですから一通りテレビ画面へ出力してみます。 2日目の映像は天気も良く明るいのですが、初日の夕方や夜のシーンは照明を使ってないので暗く粒子が粗いのがよく分かります。余談ですがカメラマンは私一人なので照明(ランタンが頼り)や録音(勝手に録れますが)や助手(そこまで言うとエラそうな気が)は当然いません。 その後の編集やダビングまで私一人でやりましたから時間と手間が掛かった分、好きなように編集、加工しました。そんな素材を確認しておいてから必要な部分を取り込んでいきます。前のページでも書きましたが、それ程難しくありません。「とりあえずこの辺からこの辺かな〜」という具合にアバウトに作業を進めていきました。 |
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取り込んだ素材は一旦、そのままにしておいてオープニングタイトルを作る必要があります。 だっていきなりビデオが始まってもそれが何のテープか分からないのでは困りますよね。レンタルビデオでも、新作紹介や配給会社のタイトルが出てから本編が始まりますので・・・。 クラブの事務局から郵送してきたビデオを家族で見ようとして、いきなり18禁シーンが始まったらオトーサン慌てますよ。(もちろんそんな事はありませんが) そこでタイトル作りから始めることにしました。左の画像はその1場面です。この文章はファイル形式がBMPです。アドビのPremiere上ではAVIファイルやWAVEファイルと同じように扱うことが出来ますのでとっても便利です。 タイトルとしては2ページ作りましたが、同じ様な背景(黒画面)では変化がないのでここではレンタルビデオ風に背景色を徐々に変化させてみました。 |
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黒から紺へ、紺から青へ、青から赤へ、そして徐々に元の黒画面へ戻していきます。やり方は意外と簡単でした。 このソフトの作業画面ではメインとなる映像(Aトラック)の下にサブの映像(Bトラック)を置く場所があります。このメインとサブの映像を画面の切り替わり効果を使ってつなぎ合わせて映像が出来るのですが、ここで映像はありませんので背景色が映像の代わりとなります。 左の赤の画面は切り替わりの途中を静止画で取り込みましたので多少荒く、文字がにじんでいるのはご了承下さい。画面の切り替えは「クロスディゾルブ」というもっとも一般的な効果を使用しています。これは片方の映像が徐々にうすくなってもう片方が徐々に濃くなる効果で、このビデオでも一番多く使った手法です。 このオープニングタイトルの時間は約50秒。文章を読んでもらうのが目的ですからそれを邪魔しないように背景の変化はゆっくり時間をかけて行いました。文章はフェードイン、フェードアウトを使って自然に変化させています。 |
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最初、このシーンは無音にしようかと思いましたが、50秒も音無しでは寂しいのでバックに音楽を入れることにしました。 またまた話がそれますが(このサイトではよくあることです)この編集作業をする前にいろんな音楽素材を準備していたのです。さっきも書いたように映像やBMP画像と同じように音楽(音声)はWAVEファイルとしてトラック上に並べることが出来ますので、映像を見ながらBGMを考えることが出来ます。 WAVEファイルはいろいろなものがありますから、素材には困りません。パソコンの起動音やエラー音も自分の好きな人の声に変更する、雑誌のおまけがありましたのでそれは後のシーンで使っています。ここでは人の声ではなくサントラCDの1曲を使いたかったのですが・・・ ネット上で探しましたがいいのがなくて、結局数年ぶりにレコード店(今はCD店?)へ行ってスターウォーズのサントラ盤を購入しました。2枚組とはいえ定価で4,689円、安くはなかったです。でも、この後のシーンで使っていますが、例の20世紀フォックスのファンファーレも入っていますし利用価値は低くはなかったようです。 この映画が初めて公開されたのは私がまだ中学生の頃ですが、そりゃあもうスゴイ感動モノだったことを覚えています。今ではSF映画は掃いて捨てるほどありますが今でも一番お気に入りの映画です。早く次のシリーズが始まらないかと心待ちにしています。 そんな大好きなスターウォーズのサントラ盤からこのシーンに使ったのは、「イウォーク村の音楽」というちょっとSFとは違ったアフリカンな音楽でした。たぶん、素材元を知らないとアフリカの民族音楽のように聞こえます。このビデオ全編に使用しているサウンドは全て44.1KHzの16ビットステレオ形式にしています。ファイルサイズは大きくなりますが、音質を重視したかったのでこれに統一しました。モノラルじゃあかわいそうですから。 音楽CDからWAVEファイルへの変換は、アダプテック社の「Easy CD Creator」を使用しています。ウィザードどおりにすると説明書を見なくても簡単に変換できます。このソフトは後に「Easy CD Creator DX」となりました。 クルマでCDを聴くときに無理にMDにダビングしなくても、音楽CDからCD−ROMへ録音できますのでとっても重宝しています。ただ、スクリーンセイバーやノイズにはお気を付け下さい。録り直しが出来ませんからそのCD−ROMは1枚丸ごと無駄になってしまいます。 |