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ダウンサイジングターボを搭載したトヨタのオーリス 120T 。
現代のクルマにはなくてはならない安全機能について。




Toyota Safety Sense C
現代の車になくてはならない安全装置として、このクルマにも「Toyota Safety Sense C」が搭載されている。
末尾の「〜C」はいわば簡易版。「〜P」やスバルのアイサイトなどと比較したら機能的にはかなり劣ってしまう。
だが、それでもこれがあるのとないのでは大違いだ。特に我々おっさん世代には非常に強力な用心棒となる。

Toyota Safety Sense C
他の車種と同様、カメラとレーダーで常に監視をしている。「〜C」にはACC、いわゆる
アクティブクルーズコントロール(全車速追従機能)は付いてない。ただのクルコンだ。

プリクラッシュセーフティシステム
あまりこれのお世話になることを想像したくないが、万が一の際には非常に有効な機能だろう。

安全機能

気持ちだけはいつまでも若いつもりでいても、反射神経や肉体の衰えは確実に進行している。
”転ばぬ先の杖”以上にお助けアイテムとなるのが最近の安全機能だ。

幸いにして、まだ「プリクラッシュセーフティシステム」に助けられたことはないが、日々重宝しているシステムの一つが「オートマチックハイビーム」だ。

夜間の移動が多く、かつ暗い山道を走るため、この機能が大変ありがたい。当初はもっと”使えない”システムかと侮っていたが、さにあらず。人間のレバー操作ならタイミングが遅れることで対向車に眩しい思いをさせることもあるが、カメラはとてもよく見ている。特に、見えない先のコーナーから出てきた対向車を認識する素早さは人間では敵わない。

ただ、重箱の隅をつつくような些細な点を挙げるなら、ガードレールとかに反射した対向車のライトから数秒後に出会うであろうことを「予測」することは、今のシステムには出来ない。あくまでも動作はライトの光を検知してからになる。

オートマチックハイビーム
ほとんど使う機会がないクルーズコントロールなんかより、よっぽど重宝している
「オートマチックハイビームシステム」使用するには普通にレバーをハイ側にすればいいだけ。

レーンディパーチャーアラート
同じくカメラを使って機能しているのが「レーンディパーチャーアラート」システム。
ウィンカー操作なしで車線を逸脱しようとすると警報が鳴る。他の車種のように
ステアリング操作に介入したり、シートがブルブル震えたりはしない。
当初は鬱陶しく思うこともあったが、今では眠気防止にもなるので常時オンにしている。

先行車発進のお知らせ
これは安全装置というよりかはお助け機能か?「先行車発進告知機能」
後ろのクルマからクラクションを鳴らされる前に気付くことができる。
告知タイミングを3段階ほどに設定変更可能。

目力

明るい外装色が若々しすぎることや、メッキパーツで加飾された目元周りがケバいことは先述したとおりだ。
そのせいだけではないだろうが、このクルマになってから無理な割り込みをされることが少なくなった気がする。結果的にだが、これも安全機能の一つと考えていいのかも知れない。

それにプラスして貢献していると思われる装備に「デイライト」がある。

これはコンライトがAUTOにあると常時点灯するシステムとなっている。その点灯位置からしてポジションライトの消し忘れ?と、勘違いされることもあるのが玉に瑕か。

ローハイ共にLEDタイプのライトはとても明るい。年々目が悪くなるおっさんには強い味方だ。
それに光量とは直接関係ないが、夜間にエンジンスタートした際のオートレベリング機能のイニシャライズ動作がカッコイイ。

コンライトをAUTOにしておくと自動的にデイライトが点灯する
写真で見るより実際はもっと明るいデイライト。
信号とかで停車時に、前車のリヤー部に反射する光量はかなりのものがある。

非常に明るいLEDヘッドライト 嫌がらせのように眩しいライトもこれで大丈夫
今どきのクルマによく見る、ライン発光もするヘッドライトユニット。何よりとても明るいので夜間走行には助かっている。
今までこんな高級装備がなかったので、初体験となる自動防眩ミラー。ハイワッテージバルブに換装した後続車が来ても大丈夫。

ヒルアシスタント機能
私がよく通る道に、信号のタイミングで必ず坂道発進になる場所がある。
例えこの機能が装着されてなかったとしても、操作しやすいサイドブレーキを
使えば、後ろにずり落ちることはないが、女性とかにはお助けアイテムになるだろう。
たまにだが、リリース動作時に若干不快な音が出るのが惜しい。

サイドブレーキはこうでなくちゃ
センターフロアーに鎮座するシフトレバーとサイドレバー。クルマという乗り物に出会った頃
マニュアル車が当たり前だった旧い人間の戯言かも分からないが
左手を降ろせばそこにレバーがある重要性を再認識すべきではないだろうか。

パカパカ族

今の時代、こんな至れり尽くせりの安全装置が標準装備になっているのは本当に有り難い。
ただ、それを生かすも殺すも最後はドライバー次第となる。

このサイトを訪れてくれるクルマ好きの方はそんな運転は間違ってもしないとは思うが、最近やたら目に付くのが前車との車間距離を異様に詰めて走っている輩だ。
当然、ブレーキも必要以上に「パカパカ踏む」だから”パカパカ族”、私が勝手に命名した。

抜きたくて煽っている訳ではなさそうだ。その証拠に、白点線になっても抜くそぶりは見せず、そのうちパチンコ屋に勢い良く入っていくパターンが多い。いくらピカピカに磨き上げたレク○スや高級ミニバンに乗っていても、ウ●チが漏れそうなのか?と勘ぐられてとても格好悪いぞ。

ついでに言うなら、そういう輩は大抵「苦しゅうないスタイル」で運転している。そう、お代官様よろしく、肘掛けに上半身のほとんどを預け、右手一本でステアリング操作をする。そうなると自然とウィンカーは出さなくなる。

運転することが主ではなく、何かのついでに運転している大バカ含め、こんなドライバーのことまで考えないといけないメーカーの方には頭が下がる思いである。



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