燃費の話し AURIS-120T 編
今のクルマに乗り換えるときに、燃費のことだけを考えたらハイブリッド車という選択もあったが、私のハイブリッドアレルギー(食わず嫌いとも言えるけどね)から、愛車が割高な価格設定の1,2リッターガソリンターボ車になった経緯は、同じく「トヨタの部屋」内の別ページをご覧頂きたい。 ご存じのように、ハイブリッド車の分野では間違いなく世界トップクラスの先進性や信頼性を誇っているトヨタではあるが、欧州で好まれているディーゼル車であったり小排気量ターボ車、いわゆるダウンサイジングターボ車では欧州メーカーに一歩も二歩も遅れているのが現状だった。遅れているというより手持ちの駒すらない有様だ。 そこで、書くのも恥ずかしいのだが「打倒ゴルフ」を合い言葉に(ホントにそう言ったかどうかは定かではないが)開発したのがこの1,2リッターターボエンジンだ。小型軽量にて省燃費なのに高出力・・・を謳い文句にしているが、果たして実燃費はどうなのか検証してみよう。 走行条件として 1: アイドリングストップ機能は常時キャンセルしている。私は反アイドリングストップ派である。 2. 2018年6月までは単身赴任先との行き来とのため、田舎道を夜間に長距離走行する機会多し。 3: なので、燃費が良いのは当たり前。本当の実燃費は2018年7月以降と見ていいだろう。 4: ただ、記録的な猛暑のためエアコンはフル稼働だった。その分は考慮する余地あり。 季節ごとの推移は下記のグラフを参照して頂くとして、今年1月末までの燃費は16,7qになっている。 JC08モードが19,4キロ/リッターだから、このぐらいなら御の字なのか。 ただし、ハイオク指定だから燃料代は割高である。 |
過去の愛車の平均燃費はというと | |
ホンダ N-WGN Custom 軽 | 19.3 q/リッター |
トヨタ ヴィッツ 1.5 | 13.2 q/リッター |
スバル レガシィ 2.0 | 11.5 q/リッター |
ホンダ CR-V 2.4 | 10.3 q/リッター |
ホンダ オデッセイ 3.0 | 9.5 q/リッター |
ホンダ オデッセイ 2.2 | 8.4 q/リッター |
トヨタ カルディナ 2.0 | 10.1 q/リッター |
ついでに最近の我がオーリスの走行フィールについても書いておこう。 別ページの「ファーストインプレッション」でも書いたが、出足がモッサリしているのは相変わらずだ。 ゼロスタートでは常に周りのクルマに置いて行かれる有様だ。これもそのページで書いているが誤解を恐れず表現すると、まるでサイドブレーキを戻し忘れている錯覚に陥るほど。小排気量エンジンの弱点を否が応でも認識させられる場面だ。 これが我慢できない御仁には「スポーツモード」をオススメする。エンジンのピックアップが良くなって、かったるさが多少は軽減されることだろう。ただし、CVTの宿命でエンジンの回転と車速がマッチしない違和感を伴うことは避けられない。都会のようにストップ&ゴーが多い環境なら、ターボ車ではなくハイブリッド車を選択すべし!と、アドバイスさせて頂く。 ただ、そんな鈍重さもいったん走り出してしまえば気にならなくなる。それどころか、ある速度域以上ならとても1,2リッターエンジンとは思えない速さがある。中高速域では水を得た魚の如し。一定速度で長距離移動する向きのクルマだ。 試乗から納車してしばらくの間、気になっていたエンジンの回りたがらない病は、何度か峠道の下り坂でエンジンブレーキを多用し回し癖を付けたおかげで解消した。もしかしたら入っていたガソリンがレギュラーだったのかも? 辛口なことも書いたが、このオーリスというクルマはとても真面目に作られている。そして、とても静かで乗り心地が良い。法定速度プラスアルファぐらいで海岸沿いを巡航しているときなど、車内は快適すぎて眠たくなるほどだ。 そんな良く出来たクルマではあるが2018年夏現在、オーリスという車種は消滅して(欧州では引き続き存在している模様)カローラスポーツという車種に統合されてしまった。 お〜我が蒼い稲妻号・・・じゃなかった、め組のカモノハシ号よ、これからもヨロシクね(^O^) |
このページは2019年2月頃書いたものに
2022年春までのデータを追記したものです。
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