2011年 12月の一枚

夜明け直後の天狗高原

最初にお断りしておかないといけないが、この画像は2010年の年賀状用に撮影した中の一枚だ。つまり撮影日は2009年という、ちょっと古いモノであることをご了承頂きたい。

これは日の出直後、四国カルストの天狗高原で撮った貴重な一枚。
何が貴重かというと、この季節でこんなに晴天になるのは珍しいから。おまけに、前日の雨のせいで非常に綺麗な雲海が広がっていた。ここまで上がってくる間に多くの写真愛好家達がカメラをセッティングしていたのも頷ける。

ちなみに、この天狗高原で夜明けを迎えるためには遅くても家を4時過ぎに出発しないといけない。勝手に目が覚めてしまう年齢になったので、早起きは苦ではなくなったが、じつはコレ2回目のチャレンジ。1回目は曇り空で撃沈。翌週に再チャレンジして天候に恵まれた。誰もいない山頂で眩しい朝日を浴びる、至極のひととき。

でも、雲海を見下ろせる標高から想像できるように寒さも格別だった。

2011年 11月の一枚

晩秋の夕闇迫る四国カルストにて

8月の一枚に続いて、再び四国カルストにて。

時刻もすでに夕方の5時近いため、レンズを通した画像以上に辺りは暗い。そして、とても寒い。
厚手のダウンジャケットでも羽織らないと、とてもじゃないが外に出ようという気にはならないほど。

この日は雲や霧が多くて、残念ながら綺麗な夕日は望めなかった。もう少し粘れば赤く染まった雲をバックに撮れたかも分からないが、その寒さに耐えかねてこの後、さっさと下界に降りることにした。

この一枚も車内、助手席から撮ったもの。寒さに負けた情けない一枚だ。

2011年 10月の一枚

秋の日は釣瓶落とし

秋の日はつるべ落とし。

日中はまだ暑いときがあるものの、朝晩はすっかり冷え込んできた。もう窓を開けたままではいられない。
今月の一枚は、そんな秋の夕焼けが綺麗だった松山沖をバックに撮ってみた。

余談だが、以前は一年の中で春が一番快適だと思っていた。しかし、いつの頃からか人並みに(?)花粉症とやらの症状が出るようになって、クルマの窓を開けて走れなくなった。
それ以来、秋のこの時期がとても心地よく感じるようになった。

ただ、夕焼けと同じようにこの快適な時期もあっという間に過ぎてしまうのがとても残念。
冬が来る前に、もう少し秋を楽しんでおこう。

瓶ヶ森林道にて
このところ一気に紅葉が進んでいる四国山脈の瓶ヶ森林道にて。
石鎚スカイラインから土小屋を経由し寒風山トンネルまで楽しんだが、道の両側には
どこも登山客(あんど紅葉狩り)のクルマでいっぱい。まるで四国の登山愛好家の
7割がここに集結しているのではないかと思えるほどだった。
(なんで7割なんだ?じゃあ残りの3割は何処へ?とはツッこまないで)
この連休はずっと天気がいいのだが、生憎モヤがひどく紅葉の撮影にはイマイチ。


2011年 9月の一枚

辺りにはセミの声が響いているが、水の色はもう秋色

9月初旬、久しぶりに面河渓を訪ねた。
夏休み中はアマゴ釣りやキャンプをする子供たちで賑わうこの場所も、9月になればひっそりとして本来の静けさを取り戻す。とはいえ、辺りにはまだ夏の終わりを嘆くようにセミの声が響き渡っていた。

靴を脱いで川に入るほど若くないのであくまでも想像だが、透き通った水はとても冷たさそう。アブや蚊の攻撃さえなければ岩を打つ水の音をBGMに一日中ボケ〜と過ごしていたい場所である。

夏も涼しくて避暑には最適だが、本当のオススメは紅葉の季節だ。この面河渓の紅葉は一見の価値あり。

面河第三ダム ダム湖班に架かる竜の川橋
先週の台風12号の影響か、放流が多かった面河第三ダム。
原発がなくなれば本当にまた火力や水力に戻れるのか?
ダム湖班に架かる竜の川橋。歩行者専用で自転車は渡れないようだ。
132メーターある橋の中央部まで行ったが、風で結構揺れていた。


2011年 8月の一枚

愛媛と高知にまたがる四国カルストにて。近くに寄るとけっこう怖い。

2011年夏、猛暑に加えて震災の関係で例年以上に節電が徹底され、どこに行っても「暑い!」という言葉しか出てこなかったが、それでもお盆も過ぎると吹き抜ける風にどこか秋の気配を感じるようになるから日本の四季って、やはり偉大だ。

今月の一枚は、そんな秋をどこよりもより早く感じることが出来る四国カルストに上がった時に撮影した牛。
名前は知らない。

この日はあいにくの天候で、山を上がる途中から雨が降りだして、山頂に着く頃には濃霧で辺り一面真っ白になっていた。彼(彼女?)の向こうに仲間がいっぱいいるのだが、この数分後にはそれも見えなくなったほど。

晴れていればここの景観は素晴らしいの一言に尽きるのだが、視界が数メートルしかない状況では離合するのにも苦労するほど狭い道路があるこの辺りは非常に危険。霧が晴れるのをしばらく待ってみたが回復の兆しはなく、つまらない事故に遭うことも馬鹿らしいのでこの日はさっさと下山することに。

ちなみにそんな天候だったからか、もう半袖では寒かった。これからこの牛に会いに行かれる方は長袖を用意されることをオススメする。

すぐに辺り一面真っ白に!
ここは路肩が広いが途中離合できない箇所も多い。

カメラのレンズを通しているため、実際よりは明るく写っているが視界は実質5〜6メーターといったところ。
すぐ近くまで接近しないと前車のテールランプも見えないほどの濃霧。
そんな状況でもかたくなにライトを点灯せず走るバカがいる。



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