下記の10月以降、このコーナーは不定期掲載となります。ご了承下さい。


2012年 10月の一枚

灰ヶ峰山頂の展望所から見た呉市内、標高は737メーター

惜しいかな、2月に訪れたときとは違って天気には恵まれなかったが、再び広島県呉市に向かった。
今回は灰ヶ峰という、夜景スポットで有名な場所だ。

写真を見て頂ければ分かるが、残念ながら夜景でもないし快晴でもない。でも、眺望は素晴らしかった。

この日はまだ午前中だったこともあってか、私の他にはクルマが2台しかいなかったので撮影にも支障はなかったが、ここの駐車場は5〜6台で一杯になるほど狭いので、ご注意を。

あと、狭いと言えばここまで登ってくる道もかなり狭くて九十九折りなので、初めて通る方は覚悟して行こう。
もっとも、何処に行ってもそんな山道ばかりの四国の住民にとっては日常茶飯事ではあるが。
同じく灰ヶ峰山頂には気象用レーダー施設がある
山頂には気象用レーダーが。元は米軍施設だったりらしい。
この右側に展望台があるが、その土台は戦時中、呉軍港を守った
高射砲台跡を利用している、ということも呉らしい一面だろう。

2012年 9月の一枚

再び面河渓(おもごけい)にて

去年の9月同様、今回も私のお気に入りである面河渓(おもごけい)にした。
久万高原町の石鎚スカイライン入り口からもう少し奥に入ったところにある”癒やし”スポットだ。

なぜか9月になるとここに来たくなる。前世でなにかあったか?(笑)

この岩山を間近で見ようとすると、多少足場の悪い河原を降りていく必要があるため、靴にはご用心を。撮影したこの時はたまたま晴れ間があったが、台風の影響で岩が濡れている所やコケでヌメっている所もあって、足を滑らせた私は唯一の撮影機材であるデジカメをもう少しで壊しそうになった。

もっとも、無理して降りなくても隣接している渓泉亭(けいせんてい)からの眺めも十分素晴らしい。

2012年 8月の一枚

糸山公園の展望台から望む来島海峡大橋

この「今月の一枚」というコーナーも、何とか一年間継続することが出来た。最初は3〜4ヶ月やれば飽きるだろうと思っていたが嬉しい誤算だ。ここまで来たらもう少し続けてみよう。ということで、2011年と今年のページを別にした。昨年のページには下記のリンクからドーゾ。

8月は夏休み、海に山にと掲載する画像には事欠かない。でも、どうせなら今までに載せたことがない画像をアップしよう!ということで、同じ県内なのに掲載回数の少ない今治市(いまばりし)へ出掛けていった。なぜなら8月4日だから。

そう、8月4日は語呂合わせで「橋の日」らしい。愛媛県人にとって橋といえば「しまなみ海道」だろう。
上の画像は糸山公園の展望台から見た来島海峡大橋。ここから長短10本ぐらいの橋を渡ると広島県尾道市に着ける。通行料金がハンパなく高いのでこの日は渡らなかったが、快晴に恵まれて良い写真が撮れた。
ただ、その代わり恐ろしく暑かったので日陰のない展望台では滝のような汗が・・・。
高知県いの町にある氷室の大滝 昨年秋にもトライした瓶が森林道
滝と言えば、これは別の日に行った高知県いの町にある
「氷室の大滝」(ひむろのおおたび)にて。前日までの台風の
影響で普段より水量は多め。写真では小さく写っているが
実際はこの展望台からでも結構な迫力がある。
ほぼ全線何処を走っても真っ白だった瓶が森林道。
昨年とは違う景色を楽しもうと、わざわざ西条市経由の
寒風山側からアクセスしたのに・・・周囲のクマザサ(?)で
かろうじて標高の高い所だろうなと想像できるのが救いか。

2012年 7月の一枚

夏はやっぱり

本当は背景を夕焼けにしたかったが、梅雨入りして以来ほとんど綺麗な夕焼けを見てないような気がする。
なので、今月は梅雨の晴れ間に撮った一枚をHDR処理とセピア調に加工して載せてみた。

自慢じゃないが、我が家には未だにエアコンという文明の利器がない。夏場は扇風機だけでなんとか過ごせているのが不思議だ。クルマではエアコンなしなんて考えられないのに!

なにも、例の原発全面停止による節電に協力しようなんて気はない。単にエアコンを買うお金がないだけだ。

そんな貧乏家庭には自然の風が味方してくれるのだが、同時に厄介なモノも入ってくる。そう、耳元で「ウワァ〜〜ン」とラジコン飛行機みたいな音を奏でながら攻撃してくる”ヤツら”だ。

そこで活躍するのがこの最強アイテム。今は煙も臭いも出さないマットタイプが主流だが、私は昔からこの渦巻き線香のファンなのだ。何が良いって、まず火を付けるという古典的儀式がいいではないか!コンセントにプラグを差す無機質な動作よりも断然情緒があると思う。それに風でユラユラと立ち上る煙の具合と、子供の頃から変わってない懐かしいニオイ。
窓を閉め切った部屋では味わえないだろう。我が家の夏は、この渦巻き線香から始まるのだ。

ちなみに、緑色の線香ごときでそんな熱い想いを語れる私と比べ、実を言うと家族からは服や髪の毛に臭いが付くのであまり歓迎はされていない。もっと言うと”ヤツら”は酔っている私を集中攻撃するので、私ほど重宝されていないという微妙な立場でもある。

2012年 6月の一枚

晴天の面河ダム

6月と言えば結婚式と梅雨・・・ジューンブライドには申し訳ないが、今年も嫌な季節がやってきた。
多少の雨はともかく、このジメジメした日々にはウンザリさせられる。今年の四国地方の梅雨入りは6月8日。これから約1ヶ月半ほど辛抱の毎日だ。

とはいえ、休みの日に晴天が重なるラッキーデイも希にあり、この日がそうだったので久万高原町の面河(おもご)ダムに出掛けてみた。

面河ダムは仁淀川水系割石川のダム。よく紹介されるであろうダム本体やダム公園とは違った場所で撮影した。この場所に行くまでには見通しが悪くてちょっと細い道を通る必要があるのでご注意を。ちなみに、この先も道路が続いてはいるが、関係者以外通行禁止の立て札があるため、実質この広場で行き止まりとなる。

面河ダム湖畔にて


2012年 5月の一枚

雨にけむる石鎚スカイライン入り口

風薫る五月。

紅葉も魅力的だが、生命の息吹をよりいっそう感じられるのはこの季節だ。特に山の木々はその緑色を際立たせていて、その近くに行っただけでも何かエネルギーを充電したような気になる。
本来なら、そういった紫外線タップリ(笑)の晴天の画像を載せたかったが、生憎天候に恵まれず雨に煙る一枚となった。

場所は石鎚スカイライン入り口横。スカイラインといっても今は無料道路となっている。この日はこういう天気だったので、土小屋まで上がっても景観が期待できないだろうとここで引き返したが、これからの季節はオススメできるルートだ。時間があれば、ここからすぐの面河渓に立ち寄るのもいい。

2012年 4月の一枚

綺麗に整備されている公園 綺麗に整備されている公園
今年は寒さが厳しく、例年に比べて桜の開花が遅かった。(松山での開花宣言は3月30日)

だが、その後の急激な気温の上昇で見る見る間に満開となって、至る所でその美しい姿を披露してくれた。俗に言う”桜の名所”と呼ばれる有名な公園や土手沿いには、隙間がないほどブルーシートを敷き詰めてお花見を楽しんでいたようだ。

元来、人の多い場所が苦手な私はそういった名所には行かない。桜は近場でも楽しめる所がいっぱいあるのだから。

今月の一枚は、いつも綺麗に整備されている近所の公園での一枚。

自治会の方が日々手を入れているのか、花壇の花といい公園の中や公衆トイレの清掃といい、とても綺麗に保たれているのに感心する。というのも、この公園は通勤で通る道だから、それがよく分かるのだ。

4月だから定石どおり美しい桜を取り上げたが、それ以上に美しいのはここを日々手入れされている方々の気持ちなのかも知れない。

2012年 3月の一枚

裏道になってしまった三坂道路 三坂道路上り方向を望む
毎年、年度末になると新しい道路が完成する。それはそれで楽しみが増えるので喜ばしいことではあるけども、今まで主流だった道路が急に寂れる姿を見るのもちょっと悲しい。

今回の「今月の一枚」はそんな道を写してみた。

今月17日、足かけ30年(!)もの月日をかけて念願の自動車専用道路である「三坂道路」が開通した。従来、松山市と久万高原町を結ぶ道路は、国道33号線である三坂峠の道しかなかった。峠の名前どおり急カーブに急勾配、冬期の積雪や大雨による通行止めといったリスクを背負っていたが、2本の長いトンネルと9本の橋で構成される三坂道路のおかげでそれらが解消されるとのこと。

上の写真は開通後一週間ほど経過した従来のR33号線で日曜日の午前中に撮影したもの。
びっくりするほどクルマがほとんど行き交わなくなった峠道はなぜか哀愁が漂う。ここから見える松山市の夜景は(もちろん昼間も)絶景なのに・・・。二輪に乗っていた頃とその後四輪になってからと、この峠道は一体何度走ったことやら。

帰り道に三坂道路への分岐点に差し掛かると、反対車線では新道へ曲がろうとするたくさんのクルマの列が!これからの季節、峠からの眺めは最高なんだけどね。

2012年 2月の一枚

野呂山山頂にある氷池、名前どおりほぼ全面凍っている

この時期には珍しく、快晴と言ってもいいほど晴れた2月の連休に広島県呉市にある野呂山に上がった。

以前から「さざなみスカイライン」という標識を目にしてはいたが、なかなか行く機会がなかった。まあ、海を渡らないといけない四国からだとそれも無理もないが・・・。野呂山にはこのさざなみスカイラインを通って登っていく。標高は839メートル、登山路も整備されているが私には自分の足で登る勇気はない。

上の氷池はその野呂山山頂にある。スカイライン目当てに行ったが、こちらのほうがインパクト大だった。
氷池の標識を見ても、どうせ名前だけだろうとタカをくくっていたが、本当に一面凍っていたのにはビックリ!さすがに縁のほうは鴨が氷を割って遊べるほど薄いようだが、灯籠?がある中心部辺りはかなり厚そうで「もしかして乗れるんじゃね?」と思わせてはいたが、立ち入り禁止の看板アリ。

ロッジの奥には「星降る展望台」というおしゃれな名前の展望台があって、ここからの眺めもオススメ。麓の川尻町と安芸灘大橋、それに瀬戸内海の向こうにもしかしたら四国まで望めるほど。
がっかり観光地の多い中、ここは久々のヒットだった。
昔は天然氷を作っていたらしい 星降る展望台から見た川尻町と安芸灘大橋

2012年 1月の一枚

伊予市双海町の海岸にて

今年の冬は予想された年末年始の降雪もなかったので、このままシーズンが終わるのかと思いきや一月の下旬になって状況が一転したようだ。全国的に寒波の影響で大雪になり、東京でも珍しく積もっていた。

比較的温暖なこの愛媛県でも例外ではなく、あちこちで雪によるニュースが流れている。とは言っても、積雪自体は大したことはなく(南予地方を除く)ましてや上の写真を撮った双海町の海岸沿いなんて、風で雪が飛ばされるからほとんど積もることはない。だから山間部を通っている国道の迂回路で重宝されているわけだ。

今月の一枚は、そんな凍えそうな寒風吹き荒れる双海の海岸で、厚い鉛色の雲に隠されそうな弱々しい夕日を撮った。この季節、海も青くない。

ここ松山市には全国的にも有名な「椿まつり」(私たちは子供の頃から椿さんと呼んでいる)という祭りがある。旧暦の1月7,8,9日に開催されるお祭りで、今年は1月29,30,31日がそれに当たるのだが、昔から一年で一番寒い時期がこの頃とされている。

どおりで、というオチになるが逆に「伊予路に春を呼ぶ椿まつり」というだけあって、この椿さんが終わると徐々にではあるが春の気配を感じることができる。
もう少し海と空が青く、太陽も輝いている季節に同じ場所で夕日を狙いたい。

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