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昨年、2009年に観た映画で一番印象に残った作品を一つ挙げろと言われれば今回の「ノーカントリー」と、マイケルジャクソンの「THIS IS IT」だろう。どちらも優劣付けがたく、敢えて二作品にさせてもらいたい。 マイケルの「THIS IS IT」は今さら説明する必要がないほどの世界的大ヒットなので、ここでは割愛するが、この映画は出来ることなら映画館の大スクリーンと音響システムで観ることをお勧めする。 もちろん家のテレビ画面で観たとしてもマイケルの魅力は些かも色褪せることがないが、あの迫力は自宅ではなかなか再現できないからだ。 そしてもう一つの本命「ノーカントリー」久々に凄まじい映画を観たという感じだ。 知らない人にとっては題名だけではピンと来ないだろう。DVDの紹介では”アクション・スリラー映画”となっているが、まさにその通り。銃撃シーンの他にちょっとグロいシーンもいくつかある。 ストーリー自体は単純明快。たまたま麻薬の取引現場に遭遇したルウェリン・モスが幸運にも200万ドルが入った鞄を手に入れた。だが、それをそのまま見逃す組織ではない。発信機を頼りに執拗な追跡が始まる、というもの。 組織に雇われた追跡者アントン・シガーにサイコ役があまりにもハマりすぎているハビエル・バンデム、地元の老保安官にトミー・リー・ジョーンズ、金を手に入れて幸運だったのか不運だったのか必死に逃げる男ルウェリン・モスにジョシュ・ブローリン。 余談だが、この逃げるモスの女房役として、CSIシリーズで刑事役をしていたケリー・マクドナルドも出ている。 最近のアクション映画はとかく見た目の迫力重視で、なんでもかんでも爆発させたり弾丸を雨あられのようにまき散らしたりする傾向にあるが、面白い作品にはそういう小細工はいらないという良い見本のような作品だ。 ただ一つだけ注文を付けさせてもらえるなら、邦題の「ノーカントリー」では意味がちゃんと伝わらないだろう。原題は「No Country For Old Men」と長いので省略したのだろうが、オープニングのテキサスの美しい夜明けをバックに流れるトミー・リー・ジョーンズの台詞を考えると、この省略された部分が一番重要なのではなかと思う。その意味は是非この作品を観て感じてほしい。 コーエン兄弟が送る異色の作品、アカデミー賞4部門受賞は伊達ではない。 評価はもちろん満点の 星3つ ! |
日本が世界に誇るアニメ、ドラ●もん。 「どこでもドアー」や「タケコプター」と同じぐらいに大活躍するアイテムが「タイムマシン」だ。というか、そもそもこれがないと話しが始まらないし、彼が未来からやって来たロボットというストーリーも成り立たなくなってくる。じつに重要で便利な道具だろう、いろんな意味で・・・。 そのタイムマシンを題材にした映画は昔から数多くあって、今回の作品にもその機械は登場する。 題名は「デジャヴ」結論から言うと、そうとうストーリーに無理があるように感じた。 フェリー爆破事件を捜査していた刑事が、その事件とは別の事件で殺されたと思われる女性の遺体を発見する。そこから捜査が始まるのだが、なぜかその女性には過去に会ったような気が・・・。 ここから過去と現在、未来が入り乱れてくるので、よく観ていないと混乱する。ただ、作品自体は良くできている。デンゼル・ワシントン主演だからか、お金もたくさん掛かっているのが画面からもすぐ分かる。特に本物のフェリーを使った爆破シーンは圧巻。 ついでに言うと、派手なカーチェイスも前評判は高かったが、これは正直言って大したことなかった。 この題名にもなっているデジャヴとは、再現フィルムのようにあたかも過去に体験したかごとく、出来事が呼び起こされる現象なのだが、ここではそれが時空を越えて実際に起こったことなのだということを言いたかったようだ。 話しがややこしくなってくるが、現在は過去に起きた出来事の再現であり、未来は現在の延長線上にはない・・・?うーん、難解。 デジャブという現象からタイムマシンを連想させるのは簡単だ。あとはいかにそれを面白く展開していくかだろう。はっきり言って極々シンプルな使い方をしているドラ●もんのほうがわかりやすい。 その点から考えるに先述したとおり、かなり無理があるので星1つが妥当。ただ、時折挿入された美しい映像に加点してギリギリの 星2つ にした。 |
今回の作品は誰もが知っている刑事コロンボだ。 例の”創刊号特別価格790円”で有名なDeAGOSTINI商法にまたやられて(?)買ってしまった。でも、面白いんだな、このコロンボは。 この記念すべき第1作「殺人処方箋」は、後にシリーズ化されたコロンボ作品の中でも名作と誉れ高い。790円でDVD1作品と聞けば少々お高い気がするが、この作品の出来からすれば十分納得させられることだろう。 精神科医レイは財産目当てで結婚した妻が邪魔になった。 かくして入念に計画された妻殺しは実行され、患者であり愛人でもある大部屋女優に妻の格好をさせて、空港や飛行機の中でアリバイを作った。 どこからどう攻められても対抗できるほどの知能を持った犯人。彼は友人である地方検事を使って警察上層部に圧力をかけてくる。窮地に追い込まれるコロンボ。彼の標的は狡猾な精神科医から、協力した愛人に変更された。はたして自供に持ち込めるのか。 ネタバレになるのでこの後の展開は割愛するが、この作品が制作された当時にはまだシリーズ化されるかどうかも決まってなかった単発ドラマとしては、非常に良くできている作品だと思う。ラストのどんでん返しにはあっぱれだ。 刑事コロンボのストーリーは他の推理ドラマとはまったく違う手法だ。今さら説明の必要もないが、まず冒頭で視聴者に犯人を教えている。その手段や方法、アリバイ作りなどもほとんど見せている。視聴者はおのずと、その後のコロンボの行動や証拠集めに興味をそそられるようになっているのだ。 夫婦揃ってコロンボファンの我が家ではこの後も買い続けたと思っているが、第2号からは一気に1,490円になってしまうのがツライ。値段が上がっても収録されるのはやはり1話だけだ。せめて2話は入れて欲しい・・・。 最後に「あのー、もう一つだけ」 ここまで刑事コロンボを有名にしたのはもちろんピーター・フォークの役柄なのだが、日本に限って言うと故・小池朝雄さんの吹き替えがあればこそだろう。いつも洋画は吹き替えなしで観る私だが、このコロンボは小池さんの声で楽しんでいる。 「星いくつかって?うちのカミさんも 3つ だって言ってますよ。」 |
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久々のホラー・サスペンス作品だ。 その世界では彼の名前を知らない人はいないほど有名な、スティーブン・キング原作のチョイ怖い映画だ。でも、お得意の悪霊だとか怪奇現象がテーマの作品ではない。 幼なじみの四人組が、雪深い山小屋に集まった。 その中の二人はハンティングの最中に遭難者を見つけ、山小屋で介抱する。胸や腹が異常に膨らんでいるし、ゲップやおならが絶えず出ている変な男性だったが、とりあえずベッドに寝かせた。 一方、もう二人は買い出しから帰る途中で、道の真ん中に座り込んでいる女性を見つけ、間一髪で避けるがクルマは横転してしまう。一人を女性の傍らに残し、もう一人が山小屋まで助けを求めに歩いて行った。この後、女性の体からある物が出てくることも知らず。 先ほどの山小屋の周辺では奇妙な現象が起こっていた。鹿や熊やウサギなど、あらゆる動物が何かから逃げるように集団移動していたのだ。いったい何から逃げているのか。空には軍用ヘリが飛んでいて付近一帯を隔離したと叫んでいる。 小屋の中に戻った彼らは、男性が寝ていたベッドからトイレにかけて血の痕が続いているのを発見する。無理矢理トイレに踏み込んだ彼らはそこで異様な姿になって死んでいる男性を目にする。そして、便器の中で何かが動いているのも・・・。 一部ネタバレになってしまうが要はこの作品、エイリアンの襲来を描いたものだ。だが、そのエイリアンの姿がおぞましい。よく作ったものだと感心するほどの出来だ。巨額の制作費を掛けたわりにヘッポコなエイリアンしか作れなかった「宇宙戦争」とは大きな違いがある。 個人的にスティーブン・キングの作品はお気に入りだが、正直言ってすべての作品が面白いとは言い難い。この作品はエイリアンものとしては星1つ、単純にホラーものとして、あるいはスティーブン・キングの作品としては 星2つ 、人体から出てくるエイリアンの作り具合では星3つという、複雑な評価となる。 |
最初っから違う作品の話しをしてしまうが、凄い映像だと評判の「トランスフォーマー」を観た。もちろん、映画館でだ。 で、どうだったかって?はっきり言って期待外れだった。 ツッコむ所は数多い。映像革命だという変身シーンは何度も見ると興ざめだし、そもそもストーリー自体に無理がある。 ネタばれしないように注意して表記しておくが、悪者と正義のヒーローに分かれた単なるロボット同士の闘いになってないか?何にでも変身できる異次元の能力を持ったロボットに対して、人間が作った武器が効くのか?最後に海底深く沈めて事件をなかったことにしようとしているが、こんな世界的大惨事を隠せると思うのか? これから観ようと楽しみにしている人にとっては申し訳ないコメントになってしまうが、見終わって何とも後味の悪い映画だった。 そういえば、この作品と同じような後味の悪い作品があった。 それが以前に観た「宇宙戦争」だ。偶然どちらにもスティーブン・スピルバーグが関わっている。彼の作品はいつからこんなにつまらなくなってしまったのだろうか。 この宇宙戦争もツッコみどころ満載だった。こちらのストーリーは原作が昔から有名だったので、あとはいかに映像のインパクトを強めるか、スピルバーグのオリジナリティをどこまで入れるか・・・だったのだが、それが全然期待外れだった。 トム・クルーズファンにとっては”ハラハラドキドキ”モノだっただろうが、もったい付けて出てきたエイリアンには拍子抜けしたし、人間を食料にする割には地球上の微生物(バクテリア?)に対して抵抗力がなかったというオチには、がっかりを通り越して怒りすら覚えた。息子はどうやって帰宅したの?(爆) 宇宙戦争もトランスフォーマーも派手な予告編だけで我慢すべきだった。 ただ、救いはやはり映像の迫力だろう。この点だけを評価して何とか星ゼロからギリギリ 星1つ にトランスフォームだ! ガチャンガチャンウィ〜ン(←変身する音) |
ロバート・デ・ニーロはこの作品でもシブイ役を演じている。 カジノという題名から想像するとおり、物語はラスベガスでのカジノが舞台となっている。「CSI:科学捜査班(ラスベガス編)」でもお馴染みだが、ラスベガスはその砂漠に代表される自然と人工的な美しさを同時に持つ、不思議な魅力を持った街だ。 背景は1973年、実話を元に作られた作品だ。 ラスベガスのカジノ、タンジアー・ホテルの敏腕支配人がデニーロ演じるエース。切れ者の彼が隅々まで目を光らせているカジノは順風満帆だった。男を虜にする美しいジンジャー(シャロン・ストーン)が現れるまでは。 いかにも訳ありな過去があるジンジャーに首ったけになった彼は、多額の現金や貴金属を与え結婚する。ここが彼の絶頂期だったが、これから先は転落の人生を歩むこととなる。 その後の展開は容易に想像できるだろう。ギャンブルと一緒で「ツイてない時にはとことんツイてない」ことを身を持って知ることとなる。彼にとっての結婚は人生の破局でもあったのだ。 さげまん役のシャロン・ストーンは「氷の微笑」で有名だが、個人的にはシュワちゃんの「トータル・リコール」で、悩ましげなレオタード姿でエクササイズしていたシーンが印象的だ。女性同士で格闘したあとに、シュワちゃんに額の真ん中を打ち抜かれるのが痛ましかったが。 そして、この作品でもう一人重要な存在が、冷酷で凶暴なギャング役のニッキーを演じているジョー・ペシだ。まるで、はまり役のように見える演技はさすが。とても「リーサル・ウェポン」でメル・ギブソンに小突かれていたレオ・ゲッツ役や、「ホーム・アローン」での間抜けな泥棒役と同一人物とは信じられないほどだ。 この「カジノ」と姉妹作品といってもいい「グッドフェローズ」共々、 星2つ でどうだ。 |
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大全集と名前を付けているが、こういうパッケージで販売しているわけでもないし、ましてや文字どおり全部揃っているかというと、必ずしもそうではない。 何ともいい加減な表現だが、それもこの番組の”ええじゃないか”的精神と相通ずるものだとご了承頂こう。 偶然この深夜番組を観て、すぐにハマッてDVDを購入するようになった。 以前にも書いたが、このDVDは4,179円もする。おまけに通常の販売網では買えない(イケナイ流通網ではない。ローソンのロッピーでのみ可能なのだ、誤解するな!)のにもかかわらず、あまりの面白さに次から次へと購入してしまった。 そのすべてをここで改めてご紹介しようというのが今回の試みなのだ。 まずDVD第3弾。 いきなり3に飛ぶかというご指摘ももっとも。どうでしょう的に言うと「そうなんですよ奥さん、大全集と言って頭から欠けてるんですから〜」か? 1と2は未購入なのだ。一応ご紹介すると原付カブでベトナムを縦断する企画とサイコロ1。まあ資金に余裕があったら購入しようと考えていたが、未だその状況にはない。 その3は「サイコロ2」と「オーストラリア大陸縦断3,700キロ」だ。 この3は笑えた。不滅の名企画サイコロも面白いが、オーストラリアの珍道中がいい。どうでしょうDVDシリーズベスト3に挙げよう。 次は順番通り第4弾。 「サイコロ3」前編後編豪華2枚組。ヘリコプターでのアクシデントでは本当に腹が痛くなるほど笑った。謎の物体、雪面の飛び魚とは? 紹介済みではあるが第5弾。 「北海道212市町村カントリーサインの旅」、「宮崎リゾート満喫の旅」、「韓国食い道楽サイコロの旅」が収録されている。詳しくは「DVDのページ3」を参照下され、おのおの方。 かなり通になってきたか第6弾。 「ジャングル・リベンジ」が収録されている。リベンジというぐらいだから過去に一度訪れているのだ。ブンブン・クンバンやブンブン・ブラウでのやり取りが爆笑。 もうクセになってきただろう第7弾。 「ヨーロッパ21カ国完全制覇」だ。レンタカーでヨーロッパの国々をすべてまわろうという無謀な試み。北海道内を走るカントリーサインの旅でさえ完結出来なかったのに、そりゃ無理だろうと思いきや・・・。 現在のところ最新版である第8弾。 「激闘!西表島」というタイトルとはほど遠く、なんてことない彼らの夏休みだ。でも面白い。このユルさ加減がこの番組の持ち味だろう。ロビンソンさん、サイコー。 この番組を知らない人にとっては、今まで書いてきたことはサッパリだろう。生理的に受け付けない人もいるかも知れない。でも、うちの家族は全員爆笑しながら観た。さあ、肩の力を抜いてアナタもどうでしょう 星3つ ワールドへ。 ちなみに秋には第9弾が発売予定だと宣伝しておこう。じゃ、きょうはこれで解散! |